去る11月23日、新潟のシネ・ウインドの26周年パーティーに行ってきました!
会場はホテルの大広間で、シネ・ウインドの会員の皆さんはじめ、沢山の方々がいらっしゃいました。
新潟市長や手塚眞監督までいらっしゃって、盛大なパーティーでした。
この日、上映と舞台挨拶で来ていた、『ピュ〜ぴる』の松永大司監督とピュ〜ぴるさんもいらっしゃっていました。
ピュ〜ぴるさんはご結婚されたばかりだそうで、かわいらしい、縁結びの名刺をいただきました。
そして、なんと旦那さんは、新潟出身の方で、超男前!隣の席のうちの父と意気投合、かなり仲良くしていただいていました。
ピュ〜ぴるさんは八王子ご出身で、シネ・ウインドの支配人・井上さんも八王子ご出身。
『ロックアウト』の主人公も八王子に在住、となんだか、八王子と新潟は縁があるのかなあと不思議な縁を感じました。
パーティーでは、にいがた国際映画祭の方、地元で映画を撮っている方々、にいがた映画塾の方々などとお話ができ、とても映画熱があるお話を聞くことができました。
そして、初めてお会いする手塚眞監督とも少しだけお話をすることができました。
とっても素敵でお洒落で温和な方で、日本の映画界のことについてお話してくださったのですが、
『日本の映画界にはいいところがあって、スタッフは監督を殿様だと思っているので、
スタッフはサムライなんですよ。この主人についていこう、と思ったら徹底的になんでもやるんです』
と、語ってくださり、なるほどそういう捉え方っていいなあと思いました。
左から、松永大司監督、手塚眞監督、僕。
松永大司監督は、手塚監督の映画のメイキングを担当したそうで、その時、黒澤明監督のメイキングを手塚監督が撮っていたころの話を色々と聞けたそうで、なんともうらやましい限りでした。
先日、手塚監督の
ブログで
8mmフィルムの現像があと2年程で終わってしまうと書いてらっしゃいました。
僕は少し齧った程度ですが、やはり、悲しいです。日本では、16mmフィルムでさえ映画学校や映画学科のある大学の生徒さんでもかなり高いコストがかかる上、デジタル化が進んで、フィルムが好きでもなかなか撮ることが困難になってきたという現実があるため、古いものの需要も少なくなって来ており、かなり前から8mmがなくなる言われてきました。
以前、『Falling life』という短編映画を8mmで撮ったことがあり、
その時、カメラマンが16mm用のレンズをテープでくっつけて超長玉(いわゆる望遠)で撮ったり、
シングル8のカメラでどうしてもスーパー8のフィルムを使いたくて、フジのカセットにコダックのフィルムを詰めて撮ったりしていろんなことをアナログで実験的に撮ったりする楽しみが沢山ありました。
デジタルではもっといろんなことが可能ですが、フィルムの質感にはまだ及びません。
そして、いままで35mmをはじめとするフィルムを上映できていた単館系の映画館がこれからどんどんデジタル化を迫られて、生き残って行くのが本当に大変な時代になってきています。
そんな中で、シネ・ウインドさんは常に良質な映画を上映し、会員のみなさんや市民のみなさんのサポートを募って生き抜いて来た映画館であり、その市民感覚に根ざしたスタイルは他に類を見ないものです。
僕も映画を作るものとして、地元新潟で撮影をし、地元の方々に映画への関心をもっと持っていただく一助になればと思っています。
それにしても、食前酒の久保田の萬寿はうまかった〜!
帰りに久保田の社長に久保田・紅寿をいただいてしまいました!
さすが太っ腹!
2次会では高校の先輩方と何人かお会いし、盛り上がりました。
また地元でなにかできるといいなと思った楽しい夜でした!