忍者ブログ
[7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17
『008』予告編
<
新作『008』12/7(土)より新宿K's cinemaにて劇場公開!
『ロックアウト』予告編
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新CM
[05/14 Yas]
[05/13 ぽりん]
[05/17 Backlinks]
[03/25 Yas]
[03/25 木村香織]
忍者アナライズ
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


いままで風邪を引いて高熱を出し、寝込んでいました…

やるべきこともできず、友人とのミーティングもShorts Shortのお誘いも全てお断りせざるを得ず…

しかし、この半年間、突っ走って来たので、ここいらで体が悲鳴を上げたのかもしれません。


(と言っている今もまだ少し熱があるのですが…)


たまには体に預けて熱を出して汗をかいて毒素を抜くのもいいかもしれません。


しかし、そんな中でも見てましたよ!


ジョニー・トー。


倒れる前に、見ました。 あの、


「ザ・ミッション〜非情の掟〜」。


いやあ、面白かった。


傑作。


どうしていままで見てなかったんだろう。



3部作の一作目。
2、3作目を見ているだけに、もっとスタイリッシュかなと思っていたのですが、(それはカメラワーク、ということだけです)

もう10年以上の作品であり、まだジョニー・トーが巨匠としていまより認められていなかった
だけに、2、3作目と明らかに予算が違うのがわかります。

それでも、全然見劣りせず、ぐいぐいひっぱり込まれる。

僕が見たDVDは音が悪く、ちょっとアナログ的な音だったので、なおさらだったのですが、
あの、今となってはチープにさえ聞こえるシンセサイザーの音楽。

これがまた、良い。

耳に残る。

そして、緊張感と爽快感とドキドキ感、ワクワク感をしっかりと残す。


すごく単純な曲なので、毎日頭の中でぐるぐるへヴィーローテーションです(笑)

サウンドワークも当時、画期的だったと思います。

銃弾が何かに当たった後の響き方。

この効果音がいい。

現実にはない音ですが、あの強調の仕方が素晴らしい。

すでにこの時にジョニー・トー監督のサウンドの美学は完成されていたのかもしれません。

この映画で好きなシーンは沢山ありますが、特に



花火タバコのシーン(中庭)


セブンイレブン前のコーヒー缶を取ろうとするグヮイの仕草


紙くずでサッカーをする5人



が大好きでした。

台本のない撮影スタイルだからこそ生まれ得た、素晴らしいシーンでもあると思います。


そして、ドンパチの多い作品にも関わらず、食卓を囲む食事のシーンや生活やかわいさなど、人間のいとおしさがしっかり描かれているからこそ、面白いと感じるのかもしれません。



ジョニー・トー作品は、「絆」や「義理」、「情」を描くことが多いのですが、これも多分に漏れず、殺し屋の「掟」と「情」の間で揺れ動く心のスリルを描いていて、ラストには痺れました。


これぞ、男の美学!


その後、改めて2作目の


「エグザイル/絆」


を見ましたが、登場人物がつながっているので、なるほど、あの人とあの人がこうなってああなっているのか…

と新たな発見があって、感情移入も一回目よりしやすかったです。



そして、倒れている時に寝ながら見たのが、

「エレクション〜黒社会〜」

です。


これも2を最初に見てしまっていたのですが、逆繋がりでキャラが同じなので、これも存分に楽しめました。

レンゲを喰うなんて!

エレクションはあれだけバイオレントな作品なのに、全然銃が出て来ないのがすごい。

それが香港の黒社会なのかもしれませんが、ドンパチよりも強烈な印象を与えます。


2はすさまじい人間の欲望が絡み、最終的には…


これは見てください。

1、2ともお薦めです。






これも倒れる前ですが、

「スリ」。
そろそろふとんに入ります。
次回に感想アップします!















PR

 NEW 2010年6月11日 トロント 新世代映画祭に招待されました!

カナダ・トロントで7月22日から25日に行われる、
日本映画専門の映画祭、

新世代映画祭(Shinsedai Cinema Festival 2010)」に

『ロックアウト』が招待されました。


上映日時は、次の通りです。

7/24(土) 14:00~
会場:
Japanese Canadian Cultural Centre
(日系文化会館)

トロントまたは近郊にお住まいの方は
是非お越し下さい!


監督の高橋も可能であれば参加予定です!

 
  NEW 2010年6月11日 メキシコ国際映画祭で銅賞受賞!

5/22、23に行われた、メキシコ国際映画祭
(Mexico International Film Festival 2010)
にて、

『ロックアウト』が長編部門にて銅賞
(Bronze Palm Award)を頂きました。


銅賞受賞作品
http://www.mexicofilmfestival.com/Festival_2007/2010bronzepalm.aspx


金賞受賞作品のみの上映で、
「ロックアウト」の上映はされませんでしたが、次回に向け、
大きな勇気をいただきました!

 しばらくぶりのブログアップです!

いままでなにをしていたかというと、仕事も割と落ち着き、なるべく多くの人と会ったり、
ある音楽イベントに参加して、即興芝居をやることになり、大やけどをし(笑)ながらも朝まで多いに楽しみ、知り合いの役者の舞台を見たり、そしてなるべく
劇場で映画を見る様にしていました。


やっと落ち着いた感じで気持ち的に余裕が出て来て、文化的な生活に。
料理も今日から復活!

P1020941.JPG
とある、むちゃくちゃうまいベーコン、ニンニク、鷹の爪、オリーブオイル、塩少々、以上!
これにパスタを和える!



先週、『春との旅』について書きましたが、その翌日、ジョニー・トーの最新作、

『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』

を見に行き、その翌日には、昨年のニッポンコネクション(ドイツ)で一緒で知り合った監督、木村文洋監督の

『へばの』


のリバイバル上映に行って来て、一年ぶりに高画質で大好きな映画の世界に浸れて
また鳥肌が立ち、



その翌日にはジョニー・トーのDVDを、借りれるだけ借りて来て、

3日間で、

『エレクション2〜死の報復〜』
『マッスルモンク』
『フルタイムキラー』
『暗戦』


を見ました。


昨日は違う監督の香港映画を劇場で、

『殺人犯』

を見ましたが、これはちょっと…うーん、どうしてもトー監督と比べてしまう…
胸くそ悪い映画でした…


しかし、また家に帰って来て口直しにジョニー・トー。

『ブレイキングニュース(大事件)』(6/11追加)
『PTU』


面白かった。

もう、トー作品は、スポンジのように吸収したくてしたくてたまらないのです!

こんな風に思った監督は久々です。

要は、ハマってます。



そして、今、『エグザイル/絆』と『冷たい雨に〜』と共に3部作の最初の作品にして傑作と言われている、


『ザ・ミッション/非情の掟』


を借りています!

これは3部作の他の作品が好きなだけに大期待していて、ちゃんと腰を据えてみたいので、

まだ見てません。

近々見たらまたブログに書きます!



それにしても、ジョニー・トーはすごい。

どれを見ても面白い!(かなり異質な『マッスルモンク』でさえ、思いも寄らない展開!)

エンターテインメントとしての撮り方が素晴らしいので、最後までちゃんと楽しめる。

久々に香港映画にハマってます。

すごく勉強になってます。


まだ見れてない作品が沢山ありますが、日本で出ているDVDはそのうち制覇したいと思います!



僕はドンパチが多く出て来る映画はそんなに好きではなかったのですが、

タランティーノとジョニー・トーは間違いなく例外です!


P1020943.JPG
シンプルペペロンチーノ!うまかった!

 
 今日、小林政広監督最新作『春との旅』を見てきました。

多くは語りません。

なぜなら、本当に素晴らしい作品だったからです。


今回は前情報をほとんどもたずに(ストーリーに関しては一切知らずに)見に行きました。

予告編さえ見ていないです。


仲代達矢さん、徳永えりさん、ほか全ての名優のみなさんの演技、小林監督の演出力、脚本、セリフひとつひとつ、高間賢治さんのカメラ、全てが心に染み入る、日本人として生きて来た、その情感や心の芯を改めて感じる、非常に…

これ以上は言いません。

とにかく、良かったら、もし、気になっていたのなら、見てください。


押しつけではないので、そう捉えられたくないのもあります。

もし、良かったら。

もしご覧になるのであれば、前情報はあってもいいかもしれませんが、なにも知らずに見に行くことをお勧めします。

久々に原点に帰ることができた作品でした。


映画を作る上で、非常に触発され、勇気と希望をもらえた作品でした。

小林政広監督に感謝です!





昨年のロンドン レインダンス映画祭で、最後に上映された、

スティーブン・ソダーバーグの新作、「ガールフレンド・エクスペリエンス」がついにこの夏、

公開が決まったようです!

嬉しい!

正直、去年、ロンドンで見た時に、今の日本では上映されないだろう、と思っていました。

理由は、派手なハリウッド映画やテレビ主導のマンガ原作大作などが主流を占めている日本の映画館で、この映画はもしかしたら、地味、と判断されるやも、と思ったからです。


ただし、僕がそう思ったわけではありませんが。


大作が続いていたソダーバーグですが、ひさびさに原点に帰ったかのような、シンプルなストーリーを、インディペンデント色豊かに、低予算で良質な映画を撮ってくれました!


我々インディペンデントの人間にとって、大きな勇気をもらえる作品に間違いありません。


凄く勉強になった作品でした。


そして、純粋に、映画として面白い。

NYの風景の切り取り方、超ナチュラルな会話、音楽、どれも楽しめました。

そして、意外なラストには、爆笑しました。



僕はどこからの回し者でもありませんが、おすすめです。

なぜかこんなに嬉しいかというと、低予算でもこういった良質な作品ができる、ということを証明してくれているからです!


関連記事です。 http://www.cinematoday.jp/page/N0024450



それにしても、主演のサーシャ・グレイはどこから見ても綺麗だったなあ。



7月からシネマライズだそうです!
前のページ      次のページ
プロフィール
HN:
yas
HP:
性別:
男性
カウンター
ブログ内検索
バーコード
Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    icon by MiniaureType

忍者ブログ [PR]