先日、VIPO35mm短編映画の仕上げがついに終了致しました!
タイトルはズバリ…
『曇天クラッシュ』
舞台は新潟のとある田舎町…
フィルム編集は松竹本社編集室のスタインベックにて、
アフレコ、ダビング作業は大船にある松竹のサウンドスタジオにて行わせていただきました。
普段は山田洋次監督作品や『釣りバカ』などの松竹本番線の映画の仕上げにしか使わないスタジオですが、今回、このプロジェクトの仕上げに特別に使わせて頂きました!
松竹大船サウンドスタジオ!
撮影から1ヶ月経っていたのでブランクがあったため、
今回の方言である新潟弁を新潟市の関連の方にご協力していただいて方言指導のもと、
アフレコは一日でスムーズに終わりました。
その後、音楽制作、ダビング作業を経て、ついにネガ編集までたどり着きました。
音楽制作においては、僕の細かいオーダーに応えて頂き、本当に素晴らしい楽曲を作ってもらうことができ、アフレコ、ダビングにおいては、松竹の第一線の、大ベテランの方々が勢揃い。
これ以上ないというほど贅沢な仕上げをさせていただきました。
ダビング終了後の翌日、ネガ編集を見学させて頂きました。
とあるネガ編集室。もの凄い責任が伴う、大切な職業。
何がすごいか。
世界にたった一つしかない、オリジナルネガにハサミを入れてつなげるという、
僕には到底出来ない、繊細且つ、責任の重すぎる作業。
傷一つ許されない、緊張感。
しかし、当然のごとく、何のためらいもなくスパスパ、ネガを切り、貼っていく技師さんたちの
仕事を見ていると、もう気持ちいいくらい迷いがなく(って言ったら失礼ですが…)、格好いいなあと。



これから35mmフィルムの映画がどんどん減っていくであろうこの時代に、普段、監督が入ることはまずないこの場所に入らせて頂き、とても貴重な体験をさせていただきました。
ネガ編集室の皆さん、そして、編集のKさん、ありがとうございました!
さあ、ネガがつながったら、今度はいよいよ0号試写です!
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