仕事と宣伝と編集の合間になるべく映画を見るようにしているこのごろ、1月にすでに買っていた「ゴールデンスランバー」のチケットを無駄にする予感がしたので、先日、早めに見に行きました。
新宿のピカデリー。
いつも満杯で一度も入れなかった劇場ですが、この日は初めて入れました。
客席は満杯。
「ジャージの二人」を見て以来、この役者は大好きだと確信した堺雅人。(「母なる証明」のウォンビンが似ている!)
この人と中村義洋監督のコンビなら、しかも、「鴨とアヒルの…」の濱田岳が出ているならなおさら、期待は高まりました。
さて、映画は、期待にちゃんと応えてくれた、エンターテインメントであり、中村監督のいつものちょっとゆるいミニマリズムがしっかりと刻み込まれた、笑える、そして、心に染みる映画で、素直に面白かったです。
そして、シナリオの運び、これがまた僕好み。
ストーリーのツイストや伏線がしっかりと利いていて、気持ちのいい裏切りがある。
しかし、決して難しいものではなく、誰にでもわかる内容。
それにしても、中村監督の「ローカルニュース」以来の、メディアに対する、または、日本人に対するジャーナリズムの目のなさを痛烈に批判している作品でもあると思いました。
もっと言うと、偏見というテーマといってもいいかもしれません。
「ロックアウト」のテーマのひとつに、偏見があります。
そういうところで、非常にシンパシーを感じました。
「ゴールデンスランバー」では、なにも信じられなくなってしまった世の中の現状において、人がどう判断していくべきなのかを一瞬考えさせられました。
堺雅人、濱田岳も相当良い演技してました。
二人ともやっぱり大好きです。
面白い映画見た〜
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