昨日、はるばるオランダから、ライターであり、映画評論家であり、
ゆうばり映画祭の審査員も務めたことのある、
日本映画に造詣の深い、トム・メスさんがやってきました!
一月に来た前回も僕のアパートに一週間ほど泊まっていったのですが、
前回僕の仕事が忙しくてあんまりゆっくりできなかったのですが、今回は長期滞在らしく、
一緒に飲みにいくチャンスも多そうで、楽しみです!
トムとは、去年のロンドン、レインダンス映画祭でジャスパーさんのお家にお世話になった時に一緒に泊まって仲良くなりました。
彼は塚本晋也監督、三池崇監督などの本を書いており、日本の名だたる有名監督の皆さんと親交がある人で、
日本映画も、日本人より日本映画を見ている外国人のうちの一人で、
ドイツのニッポンコネクションのアレックスさん、
NYのニューヨークアジア映画祭のディレクターで今年のゆうばりの審査員だった、マークマルコウさん、
ジャスパーさんなどとつながっていて、とにかく、日本映画を外側から誰よりも見てくれている人のひとりです。
そんなトムと、なぜかウマが合い、同い年ということもあって、すぐさま仲良くなったのでした。
前回もそうだったんですが、ありがたいことに、トムは、いつもプレゼントを買って来てくれるのです。
例えば、
前回、ある夜、深夜、ロケから家に帰ると、電気を点けて待っていてくれて、
「ヤス、プレゼントがある。」
と言って、
「今日、鎌倉に行って来たんだ。そこでこれを買って来たんだよ」
と、そば粉が入った安倍川餅を渡してくれました。
渋い!!(笑)
それがまたとってもおいしくて、深夜の疲れている体に染みる、やわらかいお餅で、なんか、
センスいいな、と思いました。
で、それだけではなく、なにかしら、くれるのです。
そう、前回の大ヒットは、オランダのピーナッツバター。
これがむちゃくちゃうまかった!!
僕があまりに感動したので、
「今度日本に来る時にはもっとでかいビンのやつを持って来るよ」
と言ってくれ、楽しみにしていました。
しかし...
昨日、着くなり、トムが、
「ごめん、ピーナッツバターを持って来ようとしたら、オランダの税関でひっかかって…」
と、なんと、ピーナッツバターが「液体」扱いを受けたらしく(笑)、
機内に持ち込めなかったそうです。
前回は大丈夫だったのに、今回はかなり厳しくなっている模様。
でも、あの、ペースト状のピーナッツバターを、
「液体」って…(笑)
世の中どうかしている…
しかししかし、そんなことでめげるトムではありません。
彼は、代わりにとっても素敵なおみやげを持って来てくれました。
それがこれ!
左がチョコで、右が紅茶!紅茶のラベルには素敵な言葉が!!
オランダのチョコと紅茶をもらいました!
しかも、この紅茶のラベルには、オランダ語でとっても素晴らしいメッセージが書かれていて、
感動しました。
それは
「Droom van Rotterdam」
つまり、
「ロッテルダムへの夢」
という意味で、
僕が映画を作って様々な映画祭に行けたものの、
インディペンデント映画作家にとって、ひとつの大きな目標であり、ここで認められたらすごい、という映画祭である、
オランダのロッテルダム国際映画祭にはいけず、
次の目標のひとつにこの映画祭にかけてもらえるような作品を作る!
ということをトムが知っていて、僕へのエールの意味を込めて、この紅茶をプレゼントしてくれたのです!!
なんて素敵なひとなんだ!
こうやって、いつもトムには良い思いをさせてもらっています。
礼儀正しく、話していてもすごく為になる。
ときには一緒にハメを外すこともできて、(早速昨日の夜、飲みにいって弾けましたが!)
本当にいい友人です。
昨日はトムと結構お互いの現状などについて、意外とかなりまじめに話をしたんですが、
とっても考えさせられることが多く、とても有意義なお話ができました。
そして、彼はいつも名言を残すのでした。
おっと、この続きはまたこんど!
トムの今日のひとこと
Science!!(サイエンス!)
※これについては次回のお楽しみ!